今朝、東京都内の気温、沿岸部では10度を超えて暖かい朝となりました。一方で、内陸部では4度以下と冬の寒さとなりました。23区内でも大手町では午前7時に12.2度もありますが、練馬では3.6度と10度近い気温差があります。電車に乗って練馬方向に行くと、どこかで急に気温が下がることになります。
狭い範囲でこのような大きな気温差が生じている原因は、暖かい南風の入り方の違いです。
アメダスの風を見ると、千葉県や神奈川県などの関東南部の沿岸部では、強い南西の風が吹いていますが、北部や関東南部の内陸部ではほとんど風が吹いていません。気温の分布と重ねてみると、まさに気温の高い地域と南西の風の強い地域が一致することがわかります。
東京都23区内では、ちょうどのその境目に当たって、23区の東部の沿岸部では気温が高く、西部の内陸部では気温が低くなりました。
日中になると、日射で気温が上がって大気がかきまぜられ、また風向も変わり、気温差はほとんどなくなりました。