撮影場所:ベルギー ブリュッセル
撮影日:2013年11月5日
投稿者「川瀬 宏明」のアーカイブ
近畿地方で木枯らし1号
朝の環天頂アーク
撮影場所:神奈川県 横浜市
撮影日:2013年11月1日
台風27号は猛烈な勢力に発達
16日の夜に発生した台風27号は、19日、猛烈な勢力に発達しました。19日正午現在、中心気圧が920hPa、中心付近の最大風速は55m/s、最大瞬間風速は75m/s。
気象衛星を見ると、はっきりとした台風の渦が日本の南海上にあります。台風の眼がはっきりとしており、発達している様子が分かります。
台風27号はゆっくりと北上し、来週は東日本から西日本に大きな影響を受ける可能性があります。
台風26号:伊豆大島で記録的大雨
台風26号が関東のすぐ東を通過し、伊豆大島では記録的な大雨に見舞われました。24時間降水量は824mmに達し、大島の平年の月降水量の2倍を超える雨がわずか一日で降りました。特に17日未明には1時間に100mm前後の雨が4時間続き、数度にわたって記録的短時間大雨情報が出されました。最も激しかった時間帯は午前3時台で、午前3時53分までの1時間に122.5mmの猛烈な雨が降りました。
【大島の時間降水量】
17日1時 69.5mm
2時 92.0mm
3時 118.0mm
4時 118.5mm
5時 97.5mm
1時間最大降水量 122.5mm
3時間最大降水量 335mm
24時間最大 824mm
このため、伊豆大島では17日の未明から明け方にかけて大規模な土砂崩れと沢の氾濫が発生し、甚大な被害が出ました。
レーダーアメダスを見ると、午前0時ころから伊豆大島付近に線状の発達した降水帯が持続しており、通常の台風のスパイラルバンドや壁雲の雨とは異なった形の大雨が今回は降ったと思われます。
- 1時 レーダーアメダス
- 2時 レーダーアメダス
- 3時 レーダーアメダス
- 4時 レーダーアメダス
- 5時 レーダーアメダス
- 6時 レーダーアメダス
- 1時間降水量 日最大値
- 3時間降水量 日最大値
- 24時間降水量 日最大値
- 48時間降水量 日最大値
新潟県糸魚川で35.1度 10月の猛暑日は国内初
新潟県糸魚川市では、9日の最高気温が35.1度に達し、猛暑日となりました。10月に35度以上の猛暑日となるので、国内の観測史上初のことです。
9日は台風24号から変わった温帯低気圧が日本海を進み、低気圧に向かって南から暖かい空気が入り込みました。さらに南に山がある北陸地方ではフェーン現象も加わり、一気に気温が上昇しました。糸魚川のほか、新潟県や富山県を中心に33度を超え、新潟県上越市大潟で34.5度、富山県南砺市南砺高宮で34.3度を記録しました。いずれも10月の観測史上最高を更新しています。全国的には58地点で10月の最高気温の記録を更新またはタイ記録となりました。
各地の最高気温 すべて10月の1位の値を更新
新潟県 糸魚川 35.1度
新潟県 大潟 34.5度
富山県 南砺高宮 34.3度
富山県 泊 34.3度
新潟県 三条 34.0度
富山県 砺波 33.9度
新潟県 柏崎 33.8度
富山県 魚津 33.5度
新潟県 能生 33.5度
新潟県 高田 33.4度
- 12時の天気図
- 14時のアメダス気温
- 日最大風速(14時まで)
台風24号 非常に強い勢力で沖縄を通過

MODISがとらえた台風24号
台風24号は非常に強い勢力に発達し、7日夕方沖縄の与論島付近を通過しました。通過した時の中心気圧は935hPa、中心付近の最大風速は50m/s、最大瞬間風速は70m/s。与論島では台風が通過する直前の15時57分に、最大瞬間風速53.5m/sを観測しました。
気象レーダーや気象衛星の画像を見ると、与論島が台風の眼にすっぽりと入っているのがよくわかります。
またMOIDSの高解像度の画像では、台風の眼のより立体的な構造まで見て取れました。
- 台風24号の位置 16時
- レーダー 16時25分
- 気象衛星 赤外画像 16時
- MODISによる画像 11時
- MODISによる画像 眼を拡大
台風のスパイラルバンドで発達した積乱雲
2日、関東の東の海上を台風22号が通過しました。
つくば市では、2日午後に台風の外側を取り囲むスパイラルバンドがかかり、積乱雲が発達。一時的に激しい雨が降りました。
ちょうどその時間、仕事が開いたこともあり、積乱雲発達の様子を撮影しました。
積乱雲が発達して雨が降る様子を時間を追うとこんな感じです。
-最初、黒っぽい雲の左側から、筋のように雨が落ちてきます。
-筋が太い帯のようになり、真っ白になります。この下では激しい雨が降っています。
-その帯が徐々に大きくなりならが、徐々に近づいてきます。
わずか20分ちょっとの出来事でした。
- 14時30分
- 14時34分
- 14時36分
- 14時38分
- 14時42分
- 14時46分
- 14時52分
- 14時58分 雨降り始める
積乱雲の写真とレーダーを合わせるとこのような感じになります。赤い丸が撮影していた場所。赤い直線が大体の画角です。黄色や赤いところが、レーダーがとらえた発達した積乱雲。ちょうど写真の中心あたりになります。
猛烈な勢力の台風19号 台湾の南を通過
猛烈な勢いにまで発達した台風17号は21日、台湾とフィリピンのルソン島の間の海峡を通過しました。最盛期の20日には、中心気圧が910hPaまで下がり、最大風速が55m/sと猛烈な勢力にまで発達していました。最大瞬間風速は80m/sにも及びます。
気象衛星MTSATやMODISの衛星画像を見ると、はっきりとした目と、それを取り囲む壁雲の様子がよくわかります。
衛星写真はMODIS Rapid Reponseより
https://earthdata.nasa.gov/data/near-real-time-data/rapid-response
- 21日15時の天気図
- 21日14時10分 MODIS
- 21日14時10分 MODIS 中心付近を拡大
- 19日11時15分 MODIS
- 19日11時15分 MODIS 中心付近を拡大
北海道大雪山系旭岳で初冠雪
旭川地方気象台は19日、北海道の大雪山系旭岳で初冠雪を観測したと発表しました。旭岳の初冠雪は平年より6日早く、昨年より25日も早い観測です。
同じく大雪山系黒岳では、9月18日夕方に初雪を観測し、うっすら雪化粧したようです。旭岳でも同じような時間帯に雪が降った可能性があります。
りんゆうブログ 黒岳情報
http://www.rinyu.co.jp/modules/d3blog/details.php?bid=1165
大雪山 旭岳ロープウェイのページ 旭岳の初冠雪の写真
http://www.wakasaresort.com/asahidakeropeway/blog/?p=1825