知識の箱

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rootのパスワードを忘れたとき

rootのパスワードを忘れた、もしくはshadowファイルをいじってしまった時、シングルユーザーモードで/etc/shadowを修正することができる。

suse linuxとfedora coreの例をあげる。

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suse linuxの場合
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1. パソコンの電源を押して起動。

2. grub(linuxのバージョンやセーフモードを選ぶところ)で、自動起動されないように、↑キーを押す。

3. 通常と同じものを選び、下の枠にオプションを追加する。

4. 単にキーボードで入力することで、オプションの追加が可能。シングルユーザモードで起動するためのオプションを指定。

5. -s init=/bin/sh rw

※rwで読み書き可能

6. リターンキーで起動。SuseLinuxがシングルユーザモードで起動する。

7. /etc/shadowファイルの修正

vi /etc/shadow

8. /etc/shadowファイルのrootパスワードを削除する。

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root:[この部分を削除]:13134:0:10000::::


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(削除後)
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root::13134:0:10000::::


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[ESC] → 「:wq!」
※(コロン)の出し方は、[Shift]+[;]
※!(びっくり)の出し方は、[Shift]+[1]

9. コマンドラインで、rootパスワード変更する。

passwd

※passwdコマンドは/usr/binの下にあるため、/usrのパーティションを分けている場合は、/usrをmountする必要がある。

10. 再起動。もしくは電源のオフ、オン。

reboot -n

サーバーを停止。

参考:
http://blog.livedoor.jp/kumagai_nori/archives/51601413.html

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fedora coreの場合
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1. 最初の起動画面で、エンターキーなど適当にキーを押して GRUB設定モードに移行。

※そのままブートが進行しないように数秒以内にキーをおす必要あり

2. キーボードのEのキーを押す。(E=Editの意味)
カーネルのオプションが変更できるようになる。

3. kernelと書かれた行(2行目)を選択して、キーボードのEキーを押す。

4. 編集モードになるので、カーソルの→キーを押して、右端まで移動。右端に空白を1マス入れて、
selinux=0 sと入力。

※ selinux=0:起動時にSELinuxを強制的に無効にするオプション
※ s :シングルモードで動作させる

5. Enterキーを押して1つ前の画面に戻る。

6. bキー(※b=boot)を押して、サーバの起動。

7. suseの場合と同様に、/etc/shadowを修正する場合は、

vi /etc/shadow

パスワードを変更する場合は、

passwd もしくは passwd root

と入力し、rootのパスワードを再設定する。